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2017.06.16 NEWS

春の木発電所をドローンによる 太陽光パネルの赤外線調査・点検実施

株式会社Looop(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:中村 創一郎、以下 Looop)は、この度、自社発電所である春の木ソーラー発電所(茨城県水戸市)の太陽光パネルの点検を、テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:徳重 徹、以下 テラドローン)の赤外線カメラ搭載ドローンにより実施いたしました。Looopがドローンによる点検を実施したのは今回が初めてになります。

春の木発電所

【背景】
春の木ソーラー発電所は、茨城県水戸市鯉淵町に立地し、出力8.8MW、敷地面積は約15万平米で30,000枚を超える太陽光パネルが並んでいます。
https://www.atpress.ne.jp/releases/130400/img_130400_1.jpg
(出所:株式会社Looop)

2017年4月に、再生可能エネルギー特別措置法が改正され、固定価格買取制度が変更されました。その変更点の1つがO&M(メンテナンス)の義務化です。
Looopでは従来、携帯型の赤外線カメラを点検作業者が持ち歩き、パネル1枚1枚を撮影していましたが、作業に膨大な時間を要することや欠陥などがあるパネルをすべて正確に検出することが困難でした。赤外線カメラ搭載ドローンによる調査・点検では、地上からの赤外線点検と比べて、広範囲の調査を一度に行うことができ、費用の削減や調査時間の大幅な短縮ができます。今回、多数の実績とノウハウを有するテラドローンが春の木ソーラー発電所のパネル定期点検を実施しました。
その結果、従来の方法では12人日かかっていた点検が、今回のドローンによる赤外線カメラ点検では工数を4人日まで削減することができ、3分の1まで短縮することが可能となりました。
精度面では、事前に従来手法でクラスタ落ち・ホットスポットが発見されていた場所をほぼ全て検出することができ、新たにホットスポットを発見いたしました。発見されたホットスポットは、後日Looopにおいて再点検を実施し、そのすべての箇所で点検結果通りの異常が検出されました。
更に、人手による点検ではパネル1枚ごとに不具合を生じた可能性のあるパネルの位置をマニュアルで記入するため、異常箇所の位置ずれが生じていましたが、ドローンによる点検では映像を基に位置の特定ができることから、マッピングの正確性も向上しました。

赤外線カメラによるホットスポット検出の例(出所:テラドローン株式会社)

Looopでは今後も適切な調査・点検を実施し、発電所の安全管理を徹底し、再生可能エネルギーの最大普及を促進していきます。

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